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Ocean Hunter I - ダイビングポイント - あまつ丸(日本軍油槽船)


位置:    マラカル港の西。

コロールからの距離:    コロールの主要ダイブショップからスピードボートで約5分。

透視度:    海況により6m~24m。

ダイビング難易度:    ディープダイブと沈船ダイブの講習を受けた、アドバンス以上のダイバー。

Photo by Tim Rockダイビング深度:    水底40mに沈んでおり、甲板の上で水深約30m。

潮流:
    なし。

ダイビング概要:
    全長153m、船幅20m、総トン数10,567トン、1943年三菱製。手すりや上層部がブラックコーラルで覆われていることから、Black Coral Wreck とも呼ばれている。あまつ丸はミクロネシアで最大の沈船で、パラオで一番深い場所にある日本軍の沈船である。この油槽船は、パラオに沈むその他の日本の船と同じように1944年3月30~31日の空襲により撃沈された。また、戦後、部分的に引き上げが行われた。船首の両側にはメインデッキに続く2つのはしごがかかっている。アンカーとアンカーウインチは1950年代初めの引き上げ(失敗に終わった)で取り除かれてしまった。フロントデッキには一部残ったアンカーの鎖があり、船首から船尾に向かうと、ブリッジ、パイプ、ホース、燃料や油を充填するための太い管などが見られる。ブリッジは3つのデッキで構成されており、上部はほとんどナビゲーション用のデッキでまだ機械などが残っており、中に入って見ることができる。木製の壁と床は火災で燃え、朽ちている。ブリッジの中の主要燃料庫は大きいパイプが通っているが、今は珊瑚に覆われている。以前の引上げ作業で、デッキに四角い穴が開けられている。あまつ丸は数千ポンドの爆撃を直接受けている。アメリカ海軍の公文書には、攻撃を受けてエンジン室からもうもうと煙の上がる、あまつ丸の航空写真がある。この部分を潜ると、一部は引き上げられているものの、爆弾の直撃を受けてねじまがった巨大な鉄の塊などが見られる。船尾にはねじまがった円形砲台が見られ、銃砲はなくなっている。この部分を見る場合は、船首からでなく船尾からダイビングを始めるべきである。もしこの巨大な第2次世界大戦時の沈船をよく見たいと思うなら、1ダイブでは足りないだろう。戦後、日本は太平洋における引き上げの権利を得た。1940年代終わりから50年代初めにかけて、日本の引き上げ会社は、パラオとトラックのたくさんの沈船の分解と引き上げを企てた。あまつ丸は、世界中の引き上げの会社が注目する、最初の引き上げ油槽船だった。引き上げ会社は当初はあまつ丸をそのまま引き上げようとしたが、後に分解する方向に変えた。船体を切ろうとしたとき、沈船に仕掛けた爆破装置に炎が引火する事故で、2人の死者が出たと言われている。日本の引き上げ会社はこの事故を魂の叫びと感じ、分解、引き上げをやめたそうである。

地形:    海底40mに横たわる。沈船の周辺には珊瑚はない。

見られる生物:    内湾性の様々な魚。

ダイビング:    あまつ丸は目印のブイがなく、ガイドが水中のあまつ丸を見つけてアンカーをうたなくてはならない。ダイビングは通常、船首から始める。

おもしろい実話:    戦後、たくさんの沈船や座礁船がパラオから引き上げられた。引き上げ会社は引き上げた船を日本に牽引して帰る際、スクラップの鉄を一緒に日本に持ち帰るため、船に積んだ。しかし、日本に帰る途中、ほとんどの引き上げ船が南シナ海で台風に直撃され沈んでしまったのだ。ひとかたまりの鉄も日本に戻らなかった。海は、彼らを呼び戻したのだろう。

●参考文献
DESECRATEⅠ(by Klaus Lindemann/ 1991年Pacific Press 発行) P370
WWⅡ Wrecks of Palau(by Dan Bailey / 1991年North valley発行) P232
Diving and Snorkeling guide to Palau (by Tim Rock and Francis Toribiong /2000年 Lonely Planet発行、 Pisces Book) P142

その他のポイント
クラレンスウォール
フェアリーランド
ジャーマンウォール
バーナムウォール
タートルコーブ

その他のポイント
ゲドブスコーラルガーデン
ゲドブスウォール
ゲロンインサイド
ワンダーチャネル
ショートドロップオフ
その他のポイント
FnFハウスリーフ
ウェストパッセージ
シャークシティー
カヤンゲル
アンガウル
沈船
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